2024/02/13 18:09
今日は蜂蜜と水を1:1で薄めた蜂蜜水を蜜蜂に与えました。
なんでなの?
気温が低下する12月〜1月は蜜蜂の産卵は一旦終了し、
2月中旬になると、ふたたび産卵を開始します。
産卵開始と共に、働き蜂は幼虫たちにご飯を与え始めます。
このご飯が、「ビーミルク」と言われます。
このビーミルクを生成するためには水分が多く必要になります。
働き蜂たちは、この水分を花の蜜や、巣箱周辺の水場から集めてきます。
産卵を開始する2月は、巣箱内に越冬前に貯めた蜂蜜がまだ残っています。
なので、水分を摂取するための花の蜜は充分にある。と思いきや、
これらの蜂蜜は糖度が非常に高く、あまり水分を含んでいません。
なので、働き蜂たちは水を求めて、巣箱の外に飛んでいきます。
ですが、日によって雪が降ることもあるこの時期に、安定して外で水を確保することは難しいんです。
そのため、水分が多い蜂蜜水を少しずつ与え、蜜蜂のお手伝いをすることで、
幼虫たちが安定してご飯を食べることができるようにしています。
ちなみにこの蜂蜜水は砂糖水でも全く問題ありません。
砂糖水が採蜜する時まで残っていたら蜂蜜に混ざるのでは?
という方もよくいますが、これは大間違い!
ほとんどの養蜂家さんは4月上旬に「抜き蜜」という作業をします。
これは秋から冬の間に与えた蜂蜜や砂糖水をすべて抜き取る作業です。
本格的な春が来る前に、巣箱の蜜をすっからかんにしてから春の花の蜂蜜採りに臨む、ということです。