2024/05/27 10:42
今の時期、私は定期的に女王蜂を人口羽化させています。
羽化前のサナギの状態です。
この落花生のような状態がこの巣枠に並んでいます。
丸い網のケースは、女王蜂が生まれた後に、一旦この中で飼う(数日だけ)ために取り付けています。
(ケースを取り付けずに行う時もあります。この内容はうんちくになるのでまたの機会に)
上の一段の女王はあと数日すると生まれてきそうです。
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女王蜂も働き蜂も卵は同じです。
働き蜂は数日だけローヤルゼリーを与えられ、それ以降は花粉と蜂蜜がご飯になります。
その一方、女王蜂は羽化するまでローヤルゼリーを与えられます。
上の写真の枠にはミニチュアのおちょこのようなカップが下向きについています。
このカップに、私が蜜蜂の幼虫を小さなスプーンのような道具を使って移植しました。
下向きになったカップは女王蜂育成の巣だと認識する修正がある蜜蜂は、このカップに入った幼虫にローヤルゼリーを与え続けます。
そうすることで、人口的に女王蜂を羽化させることができます。
こうして生まれた女王蜂は、寿命などで女王様がいなくなってしまった蜜蜂の群(家族)に導入したり、
大きくなりすぎた群から働き蜂を4000匹ほど取り出し、新しい家族を作りだす作業で活躍してもらいます。