2024/07/11 19:56
最近は女王蜂の交尾確認をすることが多いです。
女王蜂の見た目もさまざまです。
1、この写真の女王蜂は蜜蜂のオレンジ色が全体に広がり柿の種みたいです。
2、一方でこの写真の女王蜂は少し黒みがかかっています。
この見た目の違いには蜜蜂の「種」の違いが関係しています。
私の養蜂場では、主にイタリアン種の西洋蜜蜂を育成しています。
イタリアン種は1の写真のように体全体がオレンジがかった女王蜂になります。
一方で、スロベニアやオーストリアでよく見られるカーニオラン種という蜜蜂もいます。
カーニオラン種の女王蜂は下の写真のような見た目です。
体全体が黒みがかっているのが特徴です。
数年前、養蜂場内での近親交配を防ぐために、DNAの異なる蜜蜂を購入しました。
育成用の養蜂場で、交配チームに参加してもらいました。
この蜂がイタリアンとカーニオランのハーフというかクォーターというか、
という蜜蜂でカーニオランの血が入った蜜蜂でした。
そのため、私の養蜂場の蜂にはカーニオランの血が少し残っているようで、
時々、写真2のような女王蜂が登場します。
時にはもっと黒みがかかった女王蜂が登場することがあります。
カーニオラン種の蜜蜂は寒さに強かったり、花の蜜を集める能力が高かったりなど、
イタリアン種とは違った能力があります。
そういった能力を取り入れるために、海外から女王蜂を輸入する養蜂家さんもいます。
ちなみに輸入される女王蜂は、段ボールに入って飛行機で届きます😆