2024/07/16 09:19
働き蜂はメスですが、卵を産むことはありません。
ところが女王の不在期間が一定期間を過ぎると、一部の働き蜂が産卵を開始してしまいます。通常時、女王蜂は働き蜂の産卵を抑制するフェロモンをだしています。
このフェロモンのおかげで働き蜂は卵を産みつけることはありません。
ですが、何かしらの事故が起こり女王が不在になり、その期間が一定期間を過ぎると
一部の働き蜂が産卵を開始してしまいます。
この産卵には問題があります。
働き蜂は雄蜂と交尾することがないため全ての卵が無精卵になります。
無精卵の卵は成長を続けると全て雄蜂になります。
この状態を放っておくと巣箱が大量の雄蜂になり、群が崩壊してしまいます。
▼働き蜂産卵の様子 六角形の中に卵が何個も産み付けられるのが特徴
通常は六角形の巣に1つしか産み付けられない
この状態を発見すると、早い段階で新しい女王蜂を導入してあげたり、
女王蜂のサナギを入れたり、他の女王蜂がいる群と合体させてあげたりすることで、
危険状態を脱することができます。
巣箱の中の検査の際には、こういった状況になっていないかな?ってことも確認しています。