2025/06/15 20:23
蜜蝋は食べ物ではありません!!
天然のロウ つまり、天然のロウソクみたいな感じです。
蜜蝋の原料は蜂蜜を採るときに切り取る「蜜蓋」です。
巣箱の中の蜂蜜の糖度が高くなり、長期保存できる状態になった!
と働き蜂が認識すると、六角形の巣に蜜蝋で蓋をします。
これを「蜜蓋」といいます。
そしてこの蜜蓋を採蜜時に切り取り、毎回貯めておきます。
それを原料にして、今回のように蜜蝋を作ります。

これは蜜蓋をためたもの。
まだ蜂蜜が付いているので一旦洗います。

寸胴で洗います。
今回使う蜜蓋は今年5月前半に採蜜した分です。

洗った蜜蓋は一旦乾かします。

蜜蓋が乾いたら、お湯をわかします。

沸騰したらお湯の中に蜜蓋をどんどん入れます。
今回は撮影用なので、先ほど乾かしたうちの、5分の1 くらいを使いました。
下の写真はほんの少しですが、もっと入れてます。

グツグツすると少しづつ溶けてきます。

溶けました。

そして濾過します。

蜜蝋と水が混ざった状態ですが、蜜蝋は表層に集まり、水は鍋の下側に集まります。

半日かけて冷やすと、表層の蜜蝋が固まり、ボロっと取れます。

こんな感じです。

今回は少ししか蜜蓋を溶かさなかっったのでこの位の量でしたが、
シーズン終わりにまとめて蜜蝋を作るときには、30キロ程度の蜜蝋が完成します。
この蜜蝋は100%天然の素材です。
この天然蜜蝋を使って、写真のような肉球クリームや、家具などや革製品に塗るワックスを作っています。
もちろん、ロウだけあってロウソクにもなります。
タコ糸を取り付けると、ロウソクになります。
