2025/07/07 22:24
今日は蜜蜂の目をくわしくみてみました。
蜜蜂の目は写真のように5個あります。

おでこにある3つの目が単眼と呼ばれ、横にある2つの目が複眼と呼ばれます。
単眼は1つのレンズで作られた目であるのに対して、複眼は数千のレンズで作られています。
単眼は主に、明暗を見分ける機能があります。
この機能のおかげで昼と夜がわかったり、外に飛んで行ったときの太陽の方向を理解することができます。
一方複眼は、モノの形を理解したり、色を理解することができます。
色については、紫外線を認識する機能に長けており、紫、青、といった色はよく見えます。
ですが、色の波形の緩やかな赤色は見えにくいとされています。
紫外線が見えることで何のメリットがあるのか?ですが、
紫外線が見えることで花の蜜のありかが分かりやすくなるそうです。
これは、人間には見えないモノの世界の話ですが、
花は、花びらに紫外線を反射させて、蜜線に向けて紫外線が集約される構造になっています。
こうすることで、紫外線がよく見える蜜蜂に「ここですよー!」サインを提供していそうです。
蜜蜂は紫外線がよく見える。花は蜜蜂に受粉のために訪花して欲しいから目印を作る。
この相互進化の結果このような感じになったということです。
花びらも意外と意味があるんですね。