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蜂蜜の粘度

2025/07/08 14:54

先日採れたての蜂蜜を食べた方に、サラっとしてるから混ぜ物があるんじゃないの?

と言われました。

正直ひっくり返りそうになりました。




せっかく採った蜂蜜に混ぜ物なんて面倒だし、価値が下がるようなことをやるわけないし
サラっとしてる=混ぜ物 って感覚にもびっくりしました。

ではなんで採れたてがサラっとしているのか?を説明します。

サラっとしている、という表現の反面にはネットリがあると思います。
スーパーなどで売られている蜂蜜は確かにネットリしています。

サラリ ↔️ ネットリの違い、

この違いはどういった理由でおこるのか?それには 、

1,分子の結合、
2,温度の変化という物理的理由

という2点が要因となります。


1、分子構造(分子の結合)

蜂蜜は採れたばかりの状態では、糖や水分などの分子同士の結びつきがまだゆるやかで、比較的さらっとした質感です。

これが時間とともに分子の構造が安定して粘度が増し、1年ほどで糸を引くようなとろみが出てきます。

この変化を「熟成」と表現する養蜂家もいます。

(スーパーで売っているような海外の蜂蜜は採れてから輸入、瓶詰め、など時間を要するため、粘りがある理由の多くはこれだと思います。)



2、気温の高い低い(物理的理由)

夏場などの高温環境では、蜂蜜の粘度が自然と下がり、よりサラッとした状態になります。

これは成分が変化したわけではなく、温度による一時的な物理的変化です。

冷蔵庫に入れると粘りが出るし、熱を加えると、シャビシャビになります。

これが物理的な要因による変化です。


ネバネバが好きな方は採れてから時間の経った熟成した蜂蜜を選ぶとよいと思います。

口当たりが柔らかく、花の香りを楽しみたい方は採れたてがよいと思います。

深田養蜂では採れた年のうちに全ての蜂蜜が売り切れてしまいます。

味見用に保管している昨年の蜂蜜はネッバネバですが、こちらは販売できるような数量ないので、

基本的にはサラリとした口当たりの柔らかい蜂蜜が多くなります。

もちろん冬には寒さで粘りが出たり、結晶化します。


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